グルリット, コルネリウス :こども音楽会 かたい決心 Op.210-22
Gurlitt, Cornelius:Der erste Vortrag Fester Entschluss Op.210-22
解説 : 熊本 陵平 (360文字)
ハ長調、三部形式である。
A[a(1から4小節)+b(5から8小節9)]
B[c(9から12小節)+c1(13から16小節)+移行(17から20小節)]
A1[a(21から24小節)+a(25から28小節)]
左手から開始され、右手の旋律がそれを追走する。バッハのインヴェンション一番を想起させる。5小節からの楽節bはイ短調に転調し、楽節aの冒頭と同様左手から始まるが、上行せず下行していく。全体的にポリフォニーが感じられる。中間楽節Bは並行進行と反復進行が多く、Aと対照的である。ホ長調へ転調している。17から20小節で移行楽節を経てAが再現される。
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