グルリット, コルネリウス : こども音楽会 高貴なワルツ Op.210-17
Gurlitt, Cornelius : Der erste Vortrag Valse noble Op.210-17
作品概要
解説 (1)
解説 : 熊本 陵平
(383 文字)
更新日:2025年5月30日
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解説 : 熊本 陵平 (383 文字)
更新日:2025年5月30日
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ハ長調、三部形式である。
A[a(1から8小節)+a(9から16小節)]
B[b(17から24小節)+c(25から32小節)]
A1[a(33から40小節)+コーダ(41から46小節)]
楽節Aでは左手で旋律が演奏され、Bでは逆に右手で演奏される。左手で奏される、Aの主題はc音から伸びやかにオクターブを超えていき、音域を幅広く使っていて大きな動きが感じられる。これに対して、楽節Bでは旋律に大きな動きが見られず、どちらかというと反復的な動きが多い。こうした対照的な動きを表現することでメリハリのついた演奏を目指したい。小楽節cでは準固有和音が使われ、全体の中で最も和声的に美しい流れとなっている。
執筆者:
熊本 陵平
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グルリット こども音楽会 OP.210
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