グルリット, コルネリウス :祈り Op.210-10
Gurlitt, Cornelius:Gebet Op.210-10
解説 : 熊本 陵平 (263文字)
ト長調、二部形式である。
a(1から8小節)+b(9から16小節)
主題は1から4小節。固有和音の三和音の響きが美しい。3小節3拍目、4小節1拍目は倚音であるので、この非和声音の特徴的な緊張感を活用して表現したい。後半5から8小節で属調ニ長調へ転調する。9小節から2小節ごとにゼクエンツで下行していく。主調の明るさの中に時折準固有和音の翳りが感じられる。
10.祈り
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