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バウアー :プレリュード、フーガと変奏曲 Op.18 ロ短調

Bauer, Harold:Prelude, Fugue et Variations (C. Franck) h-moll Op.18

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:11分00秒

解説 (1)

執筆者 : ピティナ・ピアノ曲事典編集部 (578文字)

更新日:2010年1月1日
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原曲は1860~62年に作曲された「大オルガンのための6つの小品」第3曲で、C.サン=サーンスに献呈されている。晩年に有名曲の多い作曲者としては比較的若い頃の作品である。フランクは1858年よりパリの聖クロチルド協会のオルガニストを努め、特に即興演奏では「J.S.バッハの再来」といわれるほどの腕前であった。編曲者のハロルド・バウアーは始め「天才ヴァイオリニスト」としてスタートした、特異な経歴を持つイギリスのピアニストである。ロンドンでのヴァイオリニストデビュー後、1892年からパリでパデレフスキーに1年間師事した。他にもイーゴリ・ジューコフ、フリードマンもこの曲を編曲している。

第1部:前奏曲 流れるような3連符を背景に、2つの感傷的な主題が交互に奏される。非常に魅力的な部分である。

第2部:フーガ 短いカデンツァをはさんでフーガに入る。この主題も非常に美しい。特に後半のストレッタ部分の処理がすばらしく、あたかもルネサンス時代の宗教曲の一部分のような荘重な響きである。

第3部:変奏曲 フーガの最後のペダルの嬰へ音が長く伸ばされ、これをベースに分散和音が流れ、前奏曲の主題が、アルペジオに導き出されたかのように戻ってくる。移り変わる伴奏型が美しい。

ピアノ曲としてみると、手の交差の方法や左右の手への配分の仕方など、非常によく考えられている作品である。

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