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テレマン : メヌエット ト長調

Telemann, Georg Philipp : Minuet G-Dur

作品概要

楽曲ID: 17706
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:メヌエット
総演奏時間:0分40秒
著作権:パブリック・ドメイン
※特記事項:ヤマハミュージックメディア『バロック小品集1』p.10 音楽之友社『新しいバイオリン教本2 』掲載のヴァイオリン用編曲と同曲。

解説 (2)

【概要】 : 土屋 駿也 (165 文字)

更新日:2022年6月23日
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テレマンは、クラシック音楽史上最も多くの曲を作った作曲家の一人とも言われており、「日本テレマン協会」の存在など日本でも注目度の高い作曲家である。

この曲の特徴として、左右の手のどちらにも音の跳躍が多く出現することが挙げられる。劇的な転調による表情の変化が少ない分、跳躍時のエネルギーやアーティキュレーションに工夫や遊びが求められる。

執筆者: 土屋 駿也

解説 : 熊本 陵平 (282 文字)

更新日:2025年10月19日
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ト長調、三部形式である。

A[a(1から4小節)+a1(5から8小節)]

B[b(9から12小節)+c(13から16小節)]

C[b1移行部(17から20小節)+a1(21から24小節)]

楽節bでは属調ニ長調に転調して、17小節からの楽節b1では前半にハ長調へ部分転調して主調ト長調で半終止を迎える。楽節b1はこのような移ろいやすい性質を持つため、終結楽節である21小節の楽節a1へ繋ぐための楽節である。

主題モティーフはスタッカートの四分音符から上行してテヌートの二分音符が特徴的で、急激な音域変化はなく緩やかに下行していくため、メヌエットらしい優雅な舞曲となっている。

執筆者: 熊本 陵平

編曲・関連曲(2)

楽譜

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