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ショパン :ポロネーズ第11番 ト短調 KK.IIa/1

Chopin, Frederic:Polonaise no.11 g-moll KK.IIa/1

作品概要

楽曲ID:525
作曲年:1817年 
出版年:1817年 
初出版社:Cybulski,
献呈先:Comtesse Victoire Skarbek
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ポロネーズ
総演奏時間:3分40秒
著作権:パブリック・ドメイン
※特記事項:ポロネーズ番号はパデレフスキ版による。

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用6 応用7

楽譜情報:11件

解説 (1)

執筆者 : 塚田 花恵 (425文字)

更新日:2010年4月1日
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【作曲】1817年

【出版】1817年にワルシャワ(出版社:Cybulski)で出版

ショパンが7歳のときの作品。記譜された現存する作品の中では、これがショパンの第1作である。父親が譜面に書き取ったこの曲は、ワルシャワのツィブルスキ神父の出版社から出されている。出版にあたっては、ショパンの名親であるスカルベク伯爵が、経済面での協力を行った。この曲は、彼の妹のヴィクトリア嬢に献呈されている。

翌1818年に出たワルシャワの雑誌には、「至難の曲をいともやすやすとかつ非凡なる審美眼を以てピアノ上で奏でるのみならず、数篇の舞曲、変奏曲の作者でもあり、それらの作も??何より作曲家の幼年を考えれば??音楽専門家諸氏が驚嘆措く能わざる水準なればなり。」(関口時正訳)と掲載された。

構造はA(1-22小節)-B(23-38小節)-A(1-12小節)の三部形式。両手を交差させ、また多様な伴奏型を用いるなど、幼いながらもピアノの表現の可能性を追求しているのが窺える。

執筆者: 塚田 花恵

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安嶋 健太郎
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