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ショパン :マズルカ 嬰ト短調 Op.33-1

Chopin, Frederic:Mazurka gis-moll Op.33-1

作品概要

楽曲ID:23187
作曲年:1838年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:マズルカ
総演奏時間:2分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用4 応用5 応用6 応用7 発展1 発展2

楽譜情報:6件
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解説 (1)

マズルカ第22番の解説 : 齊藤 紀子 (459文字)

更新日:2007年7月1日
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この《4つのマズルカ》作品33はローズ・モストフスカ伯爵夫人に捧げられている。自筆譜では、嬰ト短調、ハ長調、ニ長調、ロ短調の順で書かれ、初版もこの曲順で出版された。しかしその後、誰かにより嬰ト短調、ニ長調、ハ長調、ロ短調の順に並べ替えられて出版され、こちらの曲順の方が一般的となっている。ここでは、この後者の曲順に従う。

1曲目の嬰ト短調はレント。マズルのリズムで書かれているが、クヤヴィアクの性格を持つ。また、限られた音による簡素なマズルカとなっている。メロディーは瞑想的な雰囲気を醸し出している。

2曲目のニ長調はヴィヴァーチェ。中間部にマズルとオベレクを持つクヤヴィアクとなっている。

3曲目のハ長調はセンプリーチェ。中間部に付点のリズムによらないマズルを持つクヤヴィアクとなっている。そして、15小節のコーダを持つ。

4曲目のロ短調はメスト。クヤヴィアクとマズルにより、8小節のコーダを持つ。全224小節とマズルカの中では規模が大きめである。

※クヤヴィアク、マズル、オベレクの説明はこちら(佐藤展子さんの連載ページ)。

執筆者: 齊藤 紀子

参考動画&オーディション入選(1件)

福原 信貴(入選)