バッハ :イギリス組曲 第3番 クーラント BWV 808

Bach, Johann Sebastian:Englische Suiten Nr.3 Courante

作品概要

楽曲ID:39099
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:クーラント
総演奏時間:2分50秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:発展1 発展2 発展3 発展4 発展5

楽譜情報:15件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (377文字)

更新日:2024年4月1日
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このクーラントは3/2拍子であるので、フランススタイルのクーラントであることに間違いありません。クーラントは最も誤解されている舞曲で、イタリアのコレンテと、フランスのクーラントはスタイルが異なります。

フランスのクーラントは、知的な部分や教養、威厳を披露する舞曲であり、忙しく動く舞曲ではありません。ところが、多くの著名なピアニストでさえもその事実を知ること無く、速いテンポで演奏してしまいます。

これらのフランススタイルのクーラントを速いテンポで演奏してしまうと、必ず無理が生じます。例えば23小節目のような装飾音をきちんと入れる場合、あまりにもテンポが速いととても忙しく感じてしまいます。このクーラントは、フランススタイルのクーラントにしては装飾音が少なく、なおさら速いテンポを選んでしまいがちですが、2分音符=60以下に設定することをお勧めいたします。

執筆者: 大井 和郎