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バッハ :9つの小前奏曲 第2番 BWV 925 ニ長調

Bach, Johann Sebastian:9 kleine Praeludien Nr.2 D-Dur BWV 925

作品概要

楽曲ID:22569
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:前奏曲
総演奏時間:1分10秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用4 応用5 応用6

楽譜情報:3件

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (593文字)

更新日:2023年11月20日
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基本的には3声のプレリュードとなりますが、16分音符がテーマ(主題)となり、これは特に問題はありません。問題は16分音符以外の8分音符や4分音符の奏法になります。ある声部に16分音符が存在するとき、他の2声は8分音符か4分音符(またはその両方)になり、このテーマ以外の声部の独立が極めて困難なところにあります。

例えば1小節目、ト音記号にテーマがきます。その際に、左手はテノール(アルトでも可)とバスであり、これが、表拍、裏拍と、交互に現れるため、声部が混同してしまいます。

1小節目を例に取ると、テノールは、Fis E A A Gisで、バスはD Cis H Eですので、これら2声ははっきりと別声部として演奏しなければなりません。

そのような箇所が他にも多く存在しますので、随時工夫が必要となります。

ここからは筆者の独断ですが、このプレリュードのピークポイントは、10小節目のバスのテーマが出る小節かもしれません。同意して頂いたら、8小節目からの上行形シークエンスはpからスタートしてください。

そうなると、5小節目に最高音である Hがト音記号に出てきてそこから下行しますので、この5小節目までをクレッシェンド、5小節目からディミヌエンド、そして8小節目でpとしてください。

15小節目に書かれているフェルマータはそれなりの意味がありますので、1拍目表拍で時間を取ってから先に進んでください。

執筆者: 大井 和郎